YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X

今、huluでX JAPANのYOSHIKIさんがアンバサダーを務めるオーディション番組、YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT Xが配信されています。

この番組、これまでのオーディション番組とはちょっと違うと思わせられました。

観ていて、「すごいものがスタートしそう」「ワクワクする」ただ興味本位ではなく、実際にデビューした姿を見てみたい!!そう思わせてくれる番組です。

なぜそう感じたのか?それをちょっと自分なりに分析してみました。

YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT Xとは?

そもそも、YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT Xとはどんな番組なのでしょうか。

それは、YOSHIKIさんがアンバサダーを務め、世界に通用するミュージシャンを育成、デビューさせることを目指すオーディション番組です。

日本人で、これまで世界で成功したミュージシャンは非常に少ないと言って間違いないでしょう。

X JAPANも海外で活躍し、認知度もアジアを中心に有名です。しかし、世界で名を馳せたかと言えば、正直そうではありません。

映画の主題歌を担当した、海外でライブツアーを行った。大きなステージで演奏したなど、成功の定義は様々あるあと思います。

しかし、例えばロックで言えば日本でも有名なエアロスミスボンジョヴィマイケミカルロマンスブレイキングベンジャミンなど、世界一般に知られているかというと、そこまでではありません。

世界に通用するということは、単純に世界で売れること世界ツアーで大きなスタジアムを埋められるほどのファンがいる事。こういった要素は欠かせないでしょう。

日本のミュージシャンは歌や楽器の演奏技術はレベルが高いと言われています。ダンスも海外のコンテストで優勝しているダンサーもいます。

そういう意味では世界で通用すると言えるかもしれません。しかし、実力が通用するのと、売れることは必ずしも同意ではありません

YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT Xは、そんな音楽界を変えるべく、世界に目を向けて世界で売れる、世界を相手に勝負できるミュージシャンを選出し、育成・デビューさせることを目的とした番組なのです。

世界で活躍する日本人ミュージシャンが少ないのはなぜ?

  • 音楽業界の目指すものの違い

隣国韓国では、近年話題となっているBTS「ビルボード200米アルバムチャート」に16週連続でチャートインするという快挙を成し遂げています。

これは、アジア人としては異例と言っていいでしょう。

どうしてこれだけ人気かというと、実は韓国では日本と違い、メジャーデビューしたミュージシャンでも余程売れたミュージシャンでもない限り、高い収入を得る事が出来ないという現状があります。

日本の音楽界で韓国人ミュージシャンが沢山デビューしているのには、そういった背景もあるのです。

つまり、韓国の音楽業界は国内に留まらず、世界に向けて活躍できるように育成・プロデュースしているのです。

もちろん、それには本人の実力が無ければ話になりません。ただでさえアジア人がマーケティングに乗ることが難しい音楽業界で成功を修めるには、実力とスター性両方を相当高いレベルで持ち合わせている必要があるのです。

上記した通り、日本人は実力・スター性共に十分な魅力があるミュージシャンは沢山いますが、あくまで日本向けを前提としたプロデュースとマネージメントになっています。日本の音楽業界では、国内で活躍すれば十分な収入を得ることが出来るため、世界で売れたいというミュージシャンはそれほど多くないのが現状です。

海外デビューさせるには当然お金も膨大にかかります。さらにもし海外デビューが上手くいかなかったら、本人の名誉にも傷がつくことになってしまう。日本の音楽事務所も、リスクを冒してまで海外でデビューさせるメリットが少ないのです。

  • 表現方法の違い

表現方法とは、一つは言語の違いです。

日本人は日本語を話すので、当然日本語で歌います。しかし、海外で売れるためには英語で歌わなければ歌詞の意味は入ってきません。いくら音楽性で表現しようとしても、言葉の壁は大きいです。

歌詞がわからなければ、曲の理解度も下がるのは当然です。

元来、日本語の発音は英語と大きく違うので、日本人が英語を発音すると上手にできないとよく言われます。

ちなみに、韓国人ミュージシャンとの違いはここにもあります。韓国語は日本語よりも舌の使い方や発音が英語に近いと言われており、日本人よりも英語に対するハードルは低いと言えます。

もう一つは、曲構成の違いです。

日本では、サビは覚えやすくシンプルなメロディAメロ・Bメロは曲の雰囲気と情緒を重要視したメロディと、殆どのヒット曲はこの構成になっています。

海外のミュージシャンが日本でヒットする場合も、上記の構成が絶対条件と言っても過言ではありません。

古くはボンジョヴィやオアシス・最近ではテイラー・スウィフトやビリー・アイリッシュもそういった傾向があります。

近年の日本音楽シーン

上記で日本と海外のヒット曲の曲構成の違いを説明しましたが、近年の日本音楽シーンにおいては、それが徐々に変わりつつあると言えます。

以前は音楽情報を手に入れるにはまずテレビが最優先でしたが、現代ではYouTubeをはじめとした動画サイトを誰でも自由に見る事ができる影響で、小学生、中学生のうちから海外のミュージシャンを沢山見る事が可能になりました。

思春期にどんな音楽を聴くかという事が、自分が好きな音楽はどんなものなのか、これから聞く音楽のベースになってくるのです。

BTSが日本でヒットしたのも、それが大きく影響しているのは間違いありません。

若い時期は新しいものをどんどん受け入れようとしますが、年齢を重ねるにつれて新しい物を受け入れることが難しくなります。音楽のように感性に訴えるものはそれがより顕著になります。

それを考えると、今の10代~50代まではインターネットで育ってきた世代なので、様々な音楽を聴く手段を心得ています。

柔軟に、沢山ある音楽の中から自分が好きな音楽を聴くことが出来るのです。

これからの音楽業界は、これら沢山のニーズに合わせた曲を提供していかなければなりません。

つまり、かつて(1970年代~1990年代)はテレビをはじめとしたメディア主体でヒット曲を生み出してきましたが、現代はYouTubeやTiktokなどで好きな音楽を聴いて若い人の間でブームになり、それがヒットするという、聴く側主体でヒット曲が生まれるという時代になりました

近代音楽シーンに合わせたスタイル

かつてはテレビやオーディオ機器で聴く、あるいはライブに行く。音楽を聴く場合はこの方法に限られていました。

近代では、アマチュアでも動画サイトなどで自分の音楽を披露することができます。テレビやオーディオ機器を使用せずとも、スマホやタブレット一台で音楽視聴が可能になりました。

Huluというスマホでいつでも観れる媒体を使ってオーディションを行う。好きな時に、1話~最新話までいつでも観れる

誰でも観やすいのはもちろん、見逃すことも無くなったわけです。これによりオーデション参加者に思い入れをしやすくなり、感情移入しやすくなります。

YOSHIKIの存在

YOSHIKIさんはX JAPANのリーダーであるとともに、平成天皇即位10周年記念の楽曲を手掛けたりハリウッド映画の音楽プロデュースやゴールデングローブ賞のテーマソングを手掛ける等様々な面で世界中で活躍しています。

同時に、世界的に有名なアーティストや映画監督などとの交流も深く、人脈も世界中に広がっています。

X JAPAN解散以降、世界に向けて挑み続けてきたYOSHIKI。

そんな世界を知るYOSHIKIが、オーデションをして世界で通用するミュージシャンを育てる。ファンでなくともいったいどんなミュージシャンを育てるのか注目してしまいます。

YOSHIKIの人柄

オーデション番組と言えば、審査員が参加者を評価して、「あなたのここが良い」「あなたのここが悪い」「もっとこうしないと売れないよ」などの言葉をかけて審査し最終的な合格者を発表する。

正直、辛口審査員が偉そうに見えてしまっていて、上から目線で話をしているように見えました(それが売りでもありましたし、楽しんではいたのですが)。そこに参加者へのリスペクトはあるようには感じられませんでした。決して悪いことという訳ではなく、オーデション参加者とプロデュース側の審査員という立場からすれば当然なのですが。

ところがYOSHIKIは、まず参加してくれた人へ対し、感謝とリスペクトをしてくれているのです。

そしてただ上手下手ではなく、その人が持ってる魅力を見ようとする。これはなかなかできることでは無いと思います。

ある参加者のオーデションで、その参加者は身なりが派手で、態度も謙虚とは言えず。参加するオーデションによっては、「失礼な人間」「態度を見直して」と言われてしまいそうな参加者に対してYOSHIKIは、「ロックの魂を持ってる」と言って素晴らしい個性と認めたのです。

YOSHIKIの人間としての器の大きさは本当に顕著で、これは視聴者に安心感とどんな人が合格するのか読めないという期待感を与えてくれます。

世界で活躍して、沢山の一流ミュージシャンとの交流など、数々の著名人と接してきたYOSHIKIは、きっと他の人とは全く違う景色が見えているのだと思います。

個性豊かな候補者達

オーデションの時点で、とにかく個性豊かな参加者が多いと感じました。

顔がすごく良い参加者がいれば、ダンスがとにかく上手な参加者。歌がすごく上手だったり。上手なのは当たり前で、プラスで何を持っているのか。可能性を感じられる。

視聴している方も、この人は合格するのか?上手だけど、それ以外の魅力を持っているのか?可能性は感じられるか。一人一人にスポットライトを当てている番組構成のおかげもあるのですが、今回の番組個性豊かな参加者を見守る。誰が選ばれるのか?一流アーティストが選出するスター候補は一体どんな人物なのか?そんな興味を引き立ててくれるのが、この番組の大きな魅力の一つでもあるのです。

実績ある審査員

ラルクアンシエルのヴォーカルHYDEさんやジャネットジャクソンのバックダンサーを務めたTAKAHIROさんなど、日本の著名人はもちろん、サラ・ブライトマンやKISSのジーン・シモンズなど海外からのビッグゲストも登場。

これだけの世界的なビッグゲストを招くことができるのも、YOHIKIさんの人脈あってのことです。

他の番組でこれだけ豪華なゲストを呼ぶとすれば、ギャラや日程など、相当苦労してしまうのは間違いないでしょう。

まとめ

単にオーデション番組という訳ではなく、近代音楽シーンに合わせた構成やスタイル。豪華なゲスト達。そして何を考えているのか常識では測れないYOSHIKIというカリスマの存在。

これだけの魅力があれば視聴者を惹きつけるのも納得です。

この番組で選ばれた人たちがどんな成長を見せてくれるのか。世界で活躍できるのか。どんな曲で、どんな形でデビューを飾るのか。興味は尽きません。

これからもこの番組を追い続け、実力をつけデビューすることを心待ちにしています。

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